教育機関向けバッテリー教育プログラムは、「バッテリーに興味関心を持ってもらう」ことを目的としたSTEP1座学教材、「バッテリーについて専門的に学ぶ」ことを目的としたSTEP2座学教材、産総研関西センターにおける実習により構成されます。「見る・聞く・触れる・知る・考える」の要素を通じて、バッテリーの世界へのワクワクを感じていただけるような内容となっています。
教育プログラム(座学・実習)は、各学校の授業進捗に応じて一部のみ使用いただくことも可能です。各専門分野の授業・キャリア教育・学内での課外活動等、幅広い科目やシーンにおいて活用いただくことを想定しています。
主な対象・目的 | コンテンツ | 具体的な項目例 | 実施方法 | |
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座 学 |
[STEP1] 高校・高専の全学年 興味関心を持つ |
50分x4コマ相当
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学校で、教員または産業界からの派遣講師が指導 |
[STEP2] 高専・大学 専門的に学ぶ |
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実 習 |
[STEP1] 高校・高専・指導教員 興味関心を持つ |
半日~1日程度
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産総研関西センター(大阪府池田市)で、産総研スタッフが指導 |
[STEP2] 高専・大学・大学院 専門的に学ぷ |
10日程度
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※ 小型電池製造実習(Cコース)
※ 電池製造実習・座学(Aコース)
動画教材 Welcome to the Battery World
(コンソーシアム共同事務局であるBASCのYouTubeチャンネルにて配信中)
STEP1およびSTEP2の各種教材は、関西蓄電池人材育成等コンソーシアムにおいて、産学官による検討会を構成し、複数回の議論および高校・高専における効果検証のためのデモ授業を重ねた上で作成されました。
STEP1教材は、蓄電池業界の入門編であり、蓄電池関連企業の協力により指導書に記載した補足情報や、各章のワークを用いたグループディスカッションを活用することにより、対話的な学習としての導入も可能です。
STEP2教材は、教科書で学習する機械・電気・化学等の専門知識が、実際の製造工程でどのように活用されているか詳しく学習することを目的としています。企業の最前線で働く技術者が監修した教材は、日本の高い技術力を担保する実践的な知識と技術に迫った業界初の試みです。
加えて、バッテリー教育プログラムを実施する学校等で、手を動かした学習体験ができるよう、安全面に配慮した実験集もご用意しました。こちらは、STEP1・STEP2どちらにも対応しておりますので、幅広く活用いただけます。
これらを活用した教育プログラムにより、バッテリーを1つの切り口として、日本企業の高品質なものづくりを支える"人"の役割、学校での学びと社会・製造現場で活用される知識・技術との関連性等について、学生が主体的に考えを深め表現する、また、自らのキャリア形成と向き合うきっかけとしての機能も期待されます。
監修・協力機関(順不同)
(一社)電池工業会、(一社)電池サプライチェーン協議会、(株)GSユアサ、パナソニックエナジー(株)、プライム プラネット エナジー&ソリューションズ(株)、国立研究開発法人産業技術総合研究所、大阪府立東淀工業高等学校、兵庫県立姫路工業高等学校、兵庫県立洲本実業高等学校、兵庫県立神戸工業高等学校、神戸市立科学技術高等学校、和歌山県立和歌山工業高等学校、石川工業高等専門学校、大阪公立大学工業高等専門学校、新居浜工業高等専門学校、経済産業省、近畿経済産業局、(株)エナジード、(株)博報堂
教材コンテンツ(実習)
産総研関西センターにて、小型電池製造実習(Cコース:STEP1相当)、電池製造実習・座学(Aコース:STEP2相当)を実施しています。実習の詳細および参加方法については、産総研関西センターのHPにてご確認ください。
関連動画
・令和6年11月開催、STEP1 教育プログラムの詳細に関する教員向け説明会(YouTubeにて配信中)
・令和7年2月公開、バッテリー教育プログラムの紹介動画(YouTubeにて配信中)
1. 座学の教材コンテンツの使用をご希望の場合は、「教材提供依頼書」に必要事項をご記載の上、「関西蓄電池人材育成等コンソーシアム事務局メールアドレス 」宛にご送付いただきますようお願い申し上げます。
※ メールアドレスは教材提供依頼書の様式内に記載しております。
教材提供依頼書にてSTEP1,2教材両方の送付希望、あるいはSTEP1,2いずれかのみ送付希望かをご選択いただきます。
【様式】教材提供依頼書(教育機関向け)(Excel: 25KB)
2. 教材提供依頼書のご記載内容をコンソーシアム事務局内で確認します。手続きに一定の時間がかかる可能性があること、また、記載内容に関してお電話等で詳細を確認させていただく可能性があること、予めご了承いただきますようお願い申し上げます。
3. 電子媒体にて教材パッケージ(※)をご送付します。企業講師の派遣等に関してのご相談は、教材パッケージ内の「蓄電池産業界の窓口リスト」をご参照いただきますようお願いいたします。
4.お送りした教材パッケージをご活用いただき、各教育機関の授業進捗に応じた内容、時期でバッテリー教育プログラムを実施いただけます。
※ コンソーシアム事務局より、実施状況に関するアンケートへのご回答や、教育プログラム実施時の授業見学をお願いする場合がございます。可能な範囲でご対応いただけますと幸いです。
教育機関以外の組織による各種教材の提供依頼に関しては、「企業向けバッテリー教育プログラム」をご確認ください。
バッテリー教育プログラム実施校一覧(29校)
高校(18校)
<滋賀県>
滋賀県立八幡工業高等学校
<京都府>
京都府立工業高等学校
<大阪府>
大阪府立東淀工業高等学校
<兵庫県>
兵庫県立姫路工業高等学校、兵庫県立洲本実業高等学校、兵庫県立龍野北高等学校、神戸市立科学技術高等学校、彩星工科高等学校
<和歌山県>
和歌山県立紀北工業高等学校、和歌山県立和歌山工業高等学校、和歌山県立箕島高等学校、和歌山県立紀央館高等学校、和歌山県立田辺工業高等学校
<徳島県>
徳島県立徳島科学技術高等学校、徳島県立富岡西高等学校、徳島県立阿南光高等学校、徳島県立脇町高等学校、徳島県立つるぎ高等学校
高専(9校)
<北海道>
釧路工業高等専門学校
<福島県>
福島工業高等専門学校(市事業「いわきEVアカデミー」にて実施)
<富山県>
富山高等専門学校
<石川県>
石川工業高等専門学校
<大阪府>
大阪公立大学工業高等専門学校
<徳島県>
阿南工業高等専門学校
<愛媛県>
新居浜工業高等専門学校
<長崎県>
佐世保工業高等専門学校
<熊本県>
熊本高等専門学校
大学(1校)
<徳島県>
徳島大学
公共職業能力開発施設(1校)
<大阪府>
大阪府立南大阪高等職業技術専門校
バッテリー教育プログラムを実施いただいた学校の事例をご紹介します。(公開可能な一部事例のみ記載するものであり、上記のバッテリー教育プログラム実施校と一致するものではありません。)
※ 令和5年度の実施事例は、教育プログラム検討会において議論を実施していた際のプロトタイプ教材を活用したデモ授業となります。
令和5年度 高校における実施事例(PDF: 342KB)
兵庫県立洲本実業高等学校、和歌山県立和歌山工業高等学校、兵庫県立姫路工業高等学校、大阪府立東淀工業高校
令和5年度 高専における実施事例(PDF: 310KB)
大阪公立大学工業高等専門学校、新居浜工業高等専門学校、石川工業高等専門学校
令和6年度 高校・高専における実施事例(PDF: 1.1MB)
兵庫県立姫路工業高等学校、兵庫県立洲本実業高等学校、神戸市立科学技術高等学校、和歌山県立紀北工業高等学校、和歌山県立和歌山工業高等学校、徳島県立富岡西高等学校、阿南工業高等専門学校、佐世保工業高等専門学校 [2025年1月24日時点]
このページに関するお問い合わせ先
バッテリー教育プログラムは、STEP1は高校生・高専生を主な対象として作成、STEP2は高専生/大学生等の高度人材向けを主な対象として作成されたものですが、特に座学の教材コンテンツについて、企業における人材育成の一部シーンにおいても使用いただくことが可能です。
※ 座学・実習による当バッテリー教育プログラムの全体像は、近畿経済産業局のHPにてご確認ください。
実施場所 | コンテンツ | 時間 | 具体的な項目例 |
---|---|---|---|
社内研修をはじめとする企業等における電池教育 | [STEP1]
|
50分x4コマ相当 |
|
[STEP2]
|
約50分程度 |
|
教材コンテンツは「テキスト教材」「動画教材」により構成されます。
各種教材は、関西蓄電池人材育成等コンソーシアムにおいて、産学官による検討会を構成し、複数回の議論および高校・高専における効果検証のためのデモ授業を重ねた上で作成されました。
動画教材 Welcome to the Battery World
(コンソーシアム共同事務局であるBASCのYouTubeチャンネルにて配信中)
監修・協力機関(順不同)
(一社)電池工業会、(一社)電池サプライチェーン協議会、(株)GSユアサ、パナソニックエナジー(株)、プライム プラネット エナジー&ソリューションズ(株)、国立研究開発法人産業技術総合研究所、大阪府立東淀工業高等学校、兵庫県立姫路工業高等学校、兵庫県立洲本実業高等学校、兵庫県立神戸工業高等学校、神戸市立科学技術高等学校、和歌山県立和歌山工業高等学校、石川工業高等専門学校、大阪公立大学工業高等専門学校、新居浜工業高等専門学校、経済産業省、近畿経済産業局、(株)エナジード、(株)博報堂
企業等(教育機関以外の組織)において、座学の教材コンテンツの使用をご希望の場合は、「教材提供依頼書」に必要事項をご記載の上、関西蓄電池人材育成等コンソーシアム事務局宛にご送付いただきますようお願い申し上げます。
ご記載いただいた内容をコンソーシアム事務局にて確認の上、電子媒体にて「テキスト教材」(PDF)および「動画教材の視聴URL」をお送りさせていただきます。
教育機関による各種教材の提供依頼の詳細は、「教育機関向けバッテリー教育プログラム」をご確認ください。
【様式】【様式】教材提供依頼書(BAJ会員企業、その他(教育機関以外の組織の方々))(Excel: 18KB)
上記より教材提供依頼書をダウンロードいただき、必要事項をご記載の上「関西蓄電池人材育成等コンソーシアム事務局メールアドレス」宛にご送付ください。※メールアドレスは教材提供依頼書の様式内に記載しております。
なお、教材の提供に関しては、教材提供依頼書を事務局内で確認した上でのご連絡となるため、手続きに一定の時間がかかる可能性があること、また、教材提供依頼書の記載内容に関してお電話等で詳細を確認させていただく可能性があること、予めご了承いただきますようお願い申し上げます。